ノーマライゼーション協会
5月18日、社会福祉法人ノーマライゼーション協会の「翔館」(大阪市東淀川区)で地域の人たちが集う春のお祭りが開催された。
会場の中庭は、芝生やポーラスコンクリート製の小道、ブロック塀などが施設され、アート作品で飾られたリ美しくニューアル。体験型ワークショップなどアトラクションや平成を賑わせたキャラクターヒーローの展示、利用者の作品販売の各種出店などが開かれ、地域の春を締めくくるイベントとして盛大に開催された。
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特設会場で行われた開会の式典では、冒頭、山中多美男ノーマライゼーション協会理事長が「年に一度の翔館祭り、皆の手作りで今日を迎えたという感じを受けた。施設の一階や二階には生き生きとした作品が展示されており、お祭りも楽しいだろうけど、祭りに向けて準備もハッスルしながら楽しくやっていたように感じる。そんなふうに感じる作品を観ながら、展示販売で私もあれが欲しい、これが欲しいと沢山買い物をした。今日は一日たのしく過ごしていただきたい」と挨拶された。
次に、翔館の中井施設長が「職員、利用者の皆さん一丸となって今日まで作り上げた。今日舞台発表する利用者の皆さんは年明けから練習を始めて本番を迎える。今日の舞台発表がゴールではなく、スタートとして今後も練習と発表に励んでいただきたい。地域の有志が集まり、翔館の中庭を整備してくれた。地域総研アソシエやグリーンコンクリート研究センターなどは中庭の室外機を囲うポラコンウォールやポラコン小道を提供してくれた。地域の協力があってやっと中庭が使えるようになった。今日は、楽しい一日を過ごしていただければと思う」と挨拶があった。
式典終了後、特設ステージでは利用者の舞台発表が行われ、リニューアルされたメイン会場の中庭には、大勢の地域の人たちが集い、春の祭りは大いに賑わした。
◆リニューアルした感想◆
中庭も昨年秋に、芝生を植えていただき、利用者が楽しめるようになったが、小道は、職員の手作りでデコボコが激しく、歩行や車イスでの散策は一苦労する。実は、小道については、あきらめていたが、アソシエさんより、「ポーラスコンクリートという水を通す、小道にちょうどいいものがある」と提案していただき、工事をしていただいた。おかげさまで、小道の幅も広がり、歩行、車イスでの移動もスムーズ、今では車イスの方一人でも散策ができるようになった。また「翔館祭り」などイベントでも中庭を安全に使えるようになり、利用者の方も大変喜ばれ、職員一同感謝しております。
【障がい者センター翔館 中井施設長】
中庭にポーラス小道が作られて、中庭を活用する機会が増えました。利用者の皆さんに「散歩しましょう」と、声をかけやすくなりました。視覚障がい者の方からも「歩きやすいよ。気持ちいいね」と。他にも、「庭に目がいくようになった」や「いい気分になる」「緑が目立つようになった」など嬉しい言葉が聞こえます。
中庭に不釣り合いだった室外機も、ポーラスを使って目隠しを作っていただき、一気にアートな空間に。そこに利用者さんの絵を飾ることもでき、庭で作品を披露する機会も。
また地域の皆さんにも利用していただき、お茶会も開催できました。翔館と地域の皆さんとをつなぐ〝小道〟になればと思います。
【障がい者センター翔館 山本氏】
翔館祭りに北大阪Bブロック青年女性部からお手伝いとして初めて参加させていただきました。
10時から始まった祭りは、三階ホールで開会式が行われ、翔館の人たちが日々練習を積まれてきた音楽発表が行われました。皆さんと歌いながらできるとても優雅な時間でした。
一階ホールではストラックアウト・射的・ボールプールなどが行われ地域の子どもたちで大賑わい。廊下では展示会やフリーマーケットが行われていました。また、中庭では綿菓子や北海道限定ガラナなどさまざまな売店が出店。どれも昼過ぎには完売で大成功に終わりました。
今回初めて参加させてもらい役に立ったかは分かりませんがこのような行事で地域住民とつながり、地域の魅力づくりのための楽しい時間を過ごさせていただいて刺激になりました。
是非、また参加したいと思いました。
【北大阪Bブロック青年女性部】
※ノーマライゼーション協会とは〝障がい者を排除するのではなく、障がいを持っていても健常者と均等に当たり前に生活できるような社会こそがノーマルな社会である〟という理念のもと設立された団体。
【 くさり6月号より 】